上下関係ではなく実力社会

「1年生は走ってろ!」「1年生のくせに生意気だ!」このような発言は海外で一切耳にすることはありません。私生活においても年齢や学年による上下関係はなく、練習の準備や片付けは選手全員で行います。試合のメンバー決めも学年ではなく、誰もよりも打てて、誰よりも抑えられる選手が選ばれるのです。どんなに声を出しても、練習をしても、結果が出なければそこまで。日本にはない別の厳しさはあるものの、先輩に怯えながら野球をする様な環境はありません。

コミュニケーションとアピール力

初めて海外でプレーする学生たちは口を揃えて「指導者が全然教えてくれません」と言います。これは指導を怠っているのではなく「選手は一人ひとり違う」という考えに基づいており、選手から聞かれた質問に対して教える、という指導スタンスなのです。分からなかったり、知りたいことがあれば指導者に率先して聞きに行く文化にいち早く慣れなければ、いつまで経っても「やる気の選手」と勘違いされてしまうことがあります。この日々のコミュニケーションが選手としてのアピールでもあり、指導者やチームメイトとの信頼関係にも大きく影響します。

ロースター制度と実力に見合ったチーム編成

海外の大学ラグビー部の部員数は、日本の部活動に比べるとかなり少人数でわずか30名ほど。「ロースター制度」と呼ばれ、シーズン前に行われるトライアウト期間での結果をトータル的に評価した後、実力に見合ったレベルのチームに振り分けられます。イギリスやニュージーランドの場合は、3~4のチームに分かれており、1軍メンバーに選ばれると州代表やプロリーグへアピールできるチャンスが広がります。

文武両道の教育理念

いくらラグビーのレベルが高く、将来プロを約束された選手でも職業は「学生」。学業を疎かにしていると試合に出場することができません。ただリーグによっては一定基準以上の学業成績がなければ選手登録できないケースもあるので学生たちは必死に学業に打ち込みます。また学業成績が優れている学生には返済不要の奨学金が付与されることもあるので、「文武両道」の学生生活が求めらます。

 

USA Rugby(アメリカ)

アメリカの学生スポーツは二年制大学と四年制大学に分かれて行うことが多いですが、ラグビーに関しては二年制と四年制隔たりなくリーグ戦を行います。大学ラグビー部は、原則アメリカラグビー協会(USA RUGBY)に所属し、またプレーするためには各学生がUSA RUGBYへの選手登録が必要になります。2018年にプロリーグ「Major League Rugby」が発足したことで、アメリカ大学ラグビー界への注目もより一層高まっています。

BUCS(イギリス)

イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズの全4か国の大学が集結するイギリス最大の学生スポーツリーグで、原則大学でラグビーを続ける学生は皆、英国大学&カレッジスポーツ (BUCS)に所属する大学ラグビー部でプレーしています。ただし1年間を通じて一定数以上の年間学習時間を積まなければプレーすることはできません。また大学によっては各国独自のリーグ戦に参戦することもあり、シーズン中に2つのリーグを並行して行います。

New Zealand Rugby
(ニュージーランド)

アメリカやイギリスと異なり、ニュージーランドでは大学ラグビー部で活動することがほとんどありません。高校を卒業したラグビー選手は、大学や専門学校に通いながら、ニュージーランドラグビー協会所属の社会人クラブチームでてプレーします。レベルも楽しくプレーしたいレクリエーションレベルから、スーパーラグビーや州代表を目指すプレミアレベルまで様々です。

年間スケジュール

 

アメリカ

年間スケジュール アメリカ

イギリス

年間スケジュール イギリス

ニュージーランド

年間スケジュール ニュージーランド

1週間のスケジュール

 

ニュージーランドの場合

ニュージーランド

セメスター制(二学期)

 

年間にかかる留学費用

費用には、住居費用、食費、交通費、帰国の際の航空券、保険、お小遣い、パスポート・ビザ・リーグ登録費用、入学や編入時の大学願書費用などがあります。もちろん通う大学や住む地域によって変わりますが、アメリカの場合、学費は、2年制大学か、4年制大学か、そしてそれぞれ私立大学か公立大学かで異なります。それぞれの目安は以下の通りです。

  1. 2年制大学(公立):60万円~100万円
  2. 2年制大学(私立):100万円~350万円
  3. 4年制大学(公立):200万円~600万円
  4. 4年制大学(私立):300万円~700万円

2年制大学であれば学費や生活費を含めた年間費用は250万円~400万円程度、4年制大学であれば450万円~600万円程度が主流です。より詳しい内容はこちらをご覧ください

奨学金について

現在、GXA生の90%が大学からの奨学金を獲得しています。スポーツにおける奨学金制度が最も充実しているのはアメリカで、スポーツ選手に向けた特別な奨学金の財源が確保されているので、一般の学生よりスポーツ選手の方が奨学金獲得の可能性が高くなります。しかし、アメリカの高校でプレーの公式記録がない日本人留学生にとっては、入学時に奨学金の確約を得るのは簡単ではありません。そこで、まずは入学しやすく4年制大学に比べて学費も安価な2年制大学に入学し、スポーツと学業で高い成績を残してから4年制大学編入時に奨学金獲得を目指すのが最も奨学金を取りやすい方法です。学業成績が悪いと、どんなにスポーツの成績が良くても奨学金をもらうことができないので注意が必要です。2年制大学は、大学での学問は4年制大学に比べると基礎的な分野となり、学業成績を残しやすいので、その分奨学金を得る可能性も高まります。

奨学金を得るには、スポーツだけでなく学業でも良い成績を残す必要がありますので、留学前にある程度英語を学習したり、留学後も成績管理が必要です。GXAでは、留学前には留学準備プログラムで英語学習や大学での授業の準備を行い、留学中は定期カウンセリングで学業成績へのアドバイスを行なっています。このようなサポートがあるから、GXA生の90%が奨学金を獲得しているのです。

必要なラグビーのレベル

国によってレベルは様々ですが、どの国であっても日本人でも活躍できる環境はありますし、チャンスは十分にあります。学校によって求められるプレースタイルも異なりますので、まずは、お問い合わせください。

留学に必要な英語力

英語力が足りなくて大学に入学できない場合、大学所属の語学学校(ESL)に入学し、一定の英語力が認められると大学の学部の授業に参加できるようになる仕組みがあります。または、できるだけ入学基準であるTOEFLの点数が低い学校を探したり、数は少ないですがTOEFL受験が必須ではない大学もありますので、その中から大学を選ぶことが可能です。

どうしても英語力が足りない場合

英語力が足りなくて大学に入学できない場合、大学所属の語学学校(ESL)に入学し、一定の英語力が認められると大学の学部の授業に参加できるようになる仕組みがあります。または、できるだけ入学基準であるTOEFLの点数が低い学校を探したり、数は少ないですがTOEFL受験が必須ではない大学もありますので、その中から大学を選ぶことが可能です。

高校の成績と入学の関係

アメリカの大学に入学するのに、高校の成績で入学できないことはほとんどありません。TOEFLで一定の点数が取れれば大学に入学できます。

日本の大学を中退した場合

日本の大学を中退した場合も、現地の大学に入学できます。ただし大学の部活でスポーツをする場合は期間に制限があります。アメリカの場合は、日本の大学部活でスポーツをした期間(1年単位)とアメリカの大学部活でスポーツする期間を足して5年を越えることはできませんのでご注意ください。

留学中に部活のレベルについていけなかったら

部活のレベルについていけなくなると、試合に出ることができなくなり、ロースター(登録選手枠)から外されると退部となります。退部となっても大学に残ることはできますので、翌年のトライアウトで再度入部に挑戦することもできます。とはいえ、再度入部しロースター入りを目指すことはなかなか難しいので、退部した場合は、他の大学に編入してスポーツを続けるのが一般的です。GXAではこのような場合の編入サポートも提供しています。

留学中に勉強についていけなかったら

学業成績が悪くなり、成績がリーグの定める条件を下回ると、部活に参加する資格を剥奪されます。スポーツのみならず学業面においても一定以上の成績を維持する必要があります。

大学からの入部オファーと進学先が決まる時期

アメリカの大学の入学時期は、一般的に9月と1月です。9月にアメリカの大学に入学する場合は、大学の入学願書の申込みは1月頃から5月初旬に始まり、6月初旬までにほとんどの大学が願書提出の締切りとなります。願書を出す前に大学運動部の監督やコーチに入部を許可をもらい、大学入学に必要な英語テストで必要な点数を獲得しておく必要があります。通常は、2月下旬以降に進学先候補が決まり、決まった学校のTOEFL基準点突破を目指し、願書提出までの期間勉強します。

GXAでは、ご希望の地域や、大学の種類、または学びたい専攻などをお伺いし、留学先としてベストと考えられる大学を推薦させていただきます。

 

大学の選定(提案)はお任せできますか?

大学からのオファーがない場合はスポーツすることができないのですか?

自分の希望するプラントにた条件で留学している人や、していた人と話したいのですが、引き合わせてもらえますか?

ビザの取得は難しいんですか?

D1、D2って何ですか?

現地でアルバイトはできますか?

部活のレベルについていけなかった場合はどうなりますか?

銀行口座はどうしたらいいですか?

クレジットカードは必要ですか?

学費や家賃などの支払いはどのように行うのですか?

カナダの大学からアメリカの大学への編入は可能ですか?

留学生の卒業後の進路は具体的にどのようなものがありますか?

就職活動は、どう動いたらいいですか?

もし大学院に進みたいとなった場合のサポートもありますか?

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