世の中には沢山の認定資格がありますが、その中でもオリンピックや世界大会など国際レベルで活躍するトレーナーたちが保有する世界で認められた資格に厳選し紹介しています。トレーナー留学を通じて、プロアスリートから認められる確かな技術を身に付けることができます。
アメリカの大学では学業成績優秀者には返済不要の奨学金が用意されています。スポーツトレーニング関連の学部に在籍し続けるためには平均以上の成績が求められますので、奨学金の付与率が非常に高いです。また現場実習先での活躍や、休み期間中のインターンシップなどに参加することで、更に奨学金を得ることもできます。
学生アスリートとしてプレーを続けながら、スポーツトレーニング関連の学位を取得することもできます。現場実習を伴わない専攻であれば、学校ではパフォーマンスについての原理・原則を学び、放課後は学んだことを部活動で体現することもできます。将来は自分の競技種目で指導者を目指したい方にはおススメです。
全米アスレチックトレーナー協会(NATA)が公認する、世界で認められているトレーナーの資格です。大学院2年間の集中カリキュラムで、卒業時に国家資格を取得することができます。高卒生で留学する場合は大学の学士課程でAT準備コースを受講し大学院へ入学します。日本の大学を卒業している場合は、大学院のカリキュラムに入部するために必要な必修科目を事前に履修しておく必要があります。
カナダのスポーツ医学界の最前線、カナダアスレチックセラピスト協会 (CATA)は、カナダを拠点に活動しているATのための国内統括協会です。スポーツの現場要素の強いアメリカのATCに比べ「セラピスト」と呼ばれているだけあり、治療院やクリニックで働くことが多い印象です。またアメリカのNATA公認ATCとの互換性が良く、CATAの資格をNATAへ切り替えることもできます。CATA認定校はカナダ国内に7つと少数に絞られています。
全米ストレングス・アンド・コンディショニング協会 (NSCA)の認定資格のひとつで、アスリートのパフォーマンス向上やスキルアップを専門に扱い、スポーツチームが照準を合わせるパフォーマンスのピークに向かってアスリートを指導するスペシャリストです。スポーツの現場では必要不可欠な存在として、ジュニアからプロの世界で活躍をすることができます。チームスポーツで働きたい方には必要不可欠な資格と言えるでしょう。
CSCSと同様、NSCAが認定する資格で、個々のクライアントにあった評価や動機づけや適切な指導の訓練を受けた、個人を対象にしたスペシャリストです。CSCSと合わせてチームも個人も両方見ることのできるトレーナーの方も少なくありません。
選手の技術的向上を探求するコースで学べる内容は多岐に渡ります。なかでもアメリカのNASM公認PESは、アメリカの理学療法士が作った資格で、リハビリテーションからスポーツパフォーマンスアップに共通して必要となる「動作を科学する」という視点で幅広く学ぶことができます。またアメリカ以外の国でも、学生アスリートとしてプレーしながらパフォーマンスコーチの関連分野で学位を取る学生は多く、競技も続けながらトレーナーの勉強をしたいという学生にはおススメのコースです。
資格名称 | 称号 | 取得国 | 必要学位/必要条件 |
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NATA公認アスレチックトレーナー(ATC) | NATA-ATC | アメリカ | 修士 |
CATA公認アスレチックセラピスト(AT) | CATA-AT | カナダ | 学士 |
NSCA公認ストレングス&コンディショニングコーチ(CSCS) | NSCA-CSCS | アメリカ | 学士 |
NSCA公認パーソナルトレーナー(CPT) | NSCA-CPT | アメリカ | 18歳以上 |
NASM公認パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト(PES) | NASM-PES | アメリカ | 18歳以上 |
高校卒業後に留学する場合
アメフト部担当のアスレチックトレーナー(AT)の例
カナダのトレーナー国家資格であるアスレチックセラピーは、米国のNATAと並び世界的に評価されています。この資格取得を目指そうと考えている方を対象に、現地視察ツアーを行います。CATA公認校であるカモソンカレッジを訪問し、アスレチックセラピープログラム授業に参加、各部生実習現場を体験しながら、留学後のイメージを掴みましょう。同時に、カナダ在住日本人トレーナーの仕事現場を見学し、地元プロサッカーチームでトレーナーとして活躍する日本人トレーナーの職場を見学します。カナダでのプロスポーツビジネスについての講義も開催。留学生活はもちろんトレーナーとしての将来像をより明確に定めることができます。
開催期間 | 2025年03月23日(月)~3月30日(日) |
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対象者 | 高校生・大学生・専門学校生・社会人*性別・英語力不問 |
滞在場所 | カナダ・ビクトリア州 |
メジャーリーグのキャンプ地で知られているアリゾナ州で、球場スタッフの一員として球場運営の業務を多角的に体験できるツアーです。またプロスポーツ(野球・バスケ・アイスホッケー)の施設見学や試合観戦など、独創的なアイデアでファンを魅了する世界一と称される米スポーツエンターテイメントビジネスを学びます。将来スポーツビジネス界で活躍したい、アメリカの球団で働きたい学生や社会人におススメです!
開催期間 | 2025年3月07日(日)~3月14日(土) 6泊8日 |
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対象者 | 高校生・大学生・専門学校生・社会人*性別・英語力不問 |
滞在場所 | アリゾナ州フェニックス |
自分の地域(札幌含め北海道)はATCがいなくて、海外への挑戦というものに対して誰にもなかなか相談ができませんでした。そこで思い切ってこのツアーに参加しましたが、結論、参加して本当に良かったなと思います。日米のトレーナー間の違いにも気付けたし、自分の目覚すべき道を改めて決めることができました。このツアーを経て今の大学院進学は辞めて、頑張って留学するという決断をしました。初海外ということもあり、社会経験としてもとても勉強になりました。まずは英語の勉強がんばります!! 〜隼凪さん〜
多くのことを学び、経験できました。大学院の授業はとても難しかったですが、どんなことを学び、どんな雰囲気なのか分かってよかったです。学生トレーナーの実習に帯同し、高校の練習にもATCがいましたが人数は日本とは全く違うと思いました。練習中の動きを見ることができてとても勉強になりました。休日にはNFLを観戦しました。日本では考えられないくらい大勢の観客がいて驚きました。アメフトを観戦するのは初めてでしたが、楽しかったです。今回のツアーで大学卒業後にアメリカの大学院に行きたいと改めて思いました。自分は大学卒業まであと2年あるので、しっかり進路について考えます。 〜颯大さん〜
インターンでは英語で選手が言ってることは何となく分かりますが、エクササイズの指示出しが上手く出来ず苦労しました。しかし、終わりの方では出来るようになり自分の成長を感じました!パフォーマンスコーチのザックからは、たわいのない話からアスリートの信頼を得ることを学びました。トレーニング方法の中には日本では見た事がないものもあり、一つのエクササイズでもバリエーションが多いです。英語学校は日本人は僕一人で宿題が多い!でも英語学校で学んだことがインターンで即効役に立ちました。今後は、CSCSとラグビーA級コーチを取得し、アメリカの大学院で学びたいです。(*10月CSCS 合格しました) 〜修一さん〜