スポーツ留学には「TOEFL」や「Duolingo English Test」の点数がカギ
日本の学生にとって最も馴染み深い英語試験といえば「TOEIC(トーイック)」でしょう。これは主に「ビジネスや日常のコミュニケーション理解度を測る試験」です。就職活動や企業の昇進基準で広く使われており、多くの場合は聞く(リスニング)と読む(リーディング)の2技能をマークシート方式で受けます。
一方で、アメリカをはじめとする英語圏の大学へ進学・留学する際に必須となるのが「TOEFL(トーフル)」です。正式名称は Test of English as a Foreign Language。その名の通り「英語を母国語としない学生が英語圏の学校に入学する際に必要なテスト」です。
大学の講義を受け、教授の出す課題レポートを書き、クラスメイトと議論についていけるかという「アカデミック(学問的)な英語力」が厳しく測られます。そのため、読む・聞くだけでなく、話す(スピーキング)・書く(ライティング)を加えた「英語4技能」の総合力が必要になります。スポーツ留学を目指す学生が「TOEICで高いスコアを持っています!」とアメリカの大学にアピールしても、入学審査の対象にはならないケースがほとんどなのです。
知っておきたい「TOEFL iBT」の特徴とメリット
現在主流となっているのは、インターネットを介して指定会場のパソコンで受験する「TOEFL iBT(Internet-Based Testing)」です。このテストには、受験者をサポートするいくつかの特徴があります。
- 何度でも、毎週のように挑戦できる!
試験はほぼ毎週実施されているため、部活動の大会スケジュールや遠征の合間を縫って、自分のタイミングで何度も挑戦することが可能です。 - 心強い味方「MyBest™スコア(ベストスコア制)」
過去2年間の有効なすべてのテストスコアの中から、各セクション(4技能)の最も高いスコアを組み合わせた最高評価を提出することができます。「今回はリスニングがダメだったけれど、前回は良かった」という場合でも、それぞれの良いとこ取りができるため、諦めずに回数を重ねる価値があります。
しかし、一方で大きなハードルとなるのが「負担」です。現在のTOEFL iBTの所要時間は約2時間と以前より短縮されたものの、画面に向かって4技能をフルに使うため、受験した学生たちが口を揃えて「2度と受けたくない!」と言うほどタフな試験です。さらに、受講料は245ドル(日本円で約4万円前後)と非常に高額。「たくさん受ければいい」と簡単には言えないのが実情です。
スポーツ留学生の救世主!「Duolingo English Test」という新常識
「TOEFLは費用も高いし、対策も難しそう…」と不安になった受験生や保護者の皆様に、現在のアメリカスポーツ留学における最大の朗報をお伝えします。
現在、アメリカの多くの大学(NCAAなどの体育協会に所属する大学を含む)では、従来のTOEFLに加えて「Duolingo English Test(デュオリンゴ・イングリッシュ・テスト)」のスコアでも入学が可能になっています。
このDuolingoには、スポーツで忙しい学生にとって見逃せない3つの圧倒的なメリットがあります。
- 自宅のPCでいつでも受験可能:わざわざ遠くの試験会場へ行く必要がなく、練習が終わった後の夜間など、自宅のリラックスした環境で受けられます。
- 圧倒的に安い費用:TOEFLが約4万円かかるのに対し、Duolingoは59ドル(約9,000円〜1万円程度)と、4分の1以下の費用で受験できます。
- 試験時間はわずか1時間:TOEFLの半分の時間で終了するため、集中力が途切れにくく、体力・精神的な負担が非常に軽いです。
一般的な2年制大学(コミュニティカレッジ)であれば85〜90点以上、4年制大学であれば100〜105点以上がひとつの目安となります。アスリートとしてどれだけ素晴らしい競技実績(オファー)があっても、大学が定める英語基準をクリアできなければ、アメリカのルールで「公式戦に出場できない」という事態に陥ってしまいます。だからこそ、この手軽で挑戦しやすい選択肢は外せません。
夢を掴むための「試験選び」の戦略
スポーツ留学を成功させるためには、英語の試験選びも「戦略」です。
まずは志望校の募集要項を確認し、Duolingoが使えるかどうかを調べましょう。使えるのであれば、まずは負担の少ないDuolingoから挑戦し、早期に基準点をクリアしてしまうことを強くお勧めします。早めに英語の壁を突破できれば、直前まで競技の練習やスカウティング動画のアピールに全力を注ぐことができるからです。
しかし、TOEFLの学習が無駄になるわけではありません。TOEFLで学ぶ英語は、まさに「現地の授業のシミュレーション」そのものです。TOEFLの学習を経験しておけば、留学した後に現地の授業にしっかりついていける本物の英語力が身につきます。「本気で卒業留学を考えている方」は、将来の自分のためにTOEFLの勉強に挑戦する価値も十分にあります。
最新の選択肢を賢く味方につけて、英語の壁を乗り越え、世界の大舞台へ羽ばたきましょう!
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