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大学野球留学

アメリカ大学野球留学 石井純平さん(卒業後)

留学のすべては自分次第

野球留学を志したきっかけ

僕が野球留学を決意したのは高校三年の夏でした。 高校の一つ上の先輩がアメリカの大学に野球留学をして一時帰国中に練習に来た際に、 留学の話をきいて僕もアメリカに行ってみたいと思ったのが最初です。とは言っても高校で全く勉強が出来なかった僕は周りから「大丈夫なの?」とか「勉強できないのにアメリカで授業なんか受けれるの?」といろいろ言われました。

確かにかなり不安はありました。常に学年内では勉強の順位は下から数えた方が早い位置にいたので。 でも周りからそういうことを言われたときに、逆に「こいつらを見返してやりたい!」という気持ちもその時あったのを今でも憶えています。そして、高校を卒業した翌月に僕はアメリカに渡りました。

Jumpei Ishii

留学直後に感じた英語の壁

渡米後は、ホームステイ生活が始まるのですが、留学した当初は全く英語が話せなかったため、ホストマザーとコミュニケーションが全くとれませんでした。夜ご飯食べると伝えたつもりがでてこなかったり、嫌いだと伝えたつもりだった食べ物が食事に出てきたり、かなり苦労しました。今思い返すと渡米して1年目が1番大変だったと思います。 言葉が通じず、生活も日本にいたときとはガラリと変わりました。親元を離れることで自由な時間、行動がとれるようになったのと同時に、全てが「自己責任」になりました。

Jumpei Ishii

自ら壁を乗り越えた経験

最初の2年間は、2年制のコミュニティーカレッジからのスタートでした。 僕がいたコミュニティカレッジは割と日本人の留学生が多かった学校でした。初めの数ヶ月は日本人と時間をともにすることが多かったです。それは言葉が通じる安心感からつい楽な方に楽な方にと知らぬ間にそうしてしまったんだと思います。 ただコミュニティカレッジでの授業が始まったときに、自分の英語力が低いことに気づきました。授業で先生が言ってることがほとんど理解できなかったからです。このままではいけないと思い、自分から積極的にアメリカ人に話しかけたり、日本人と関わりすぎないようにしようと考えました。

Jumpei Ishii

英語が自然と出来るようになる環境

野球部に所属してからも、チームメートと少しでもコミュニケーションをとろうと考えるようになりました。正直、野球部に所属したことが僕にとってかなり大きかったと思います。 ひとつはチームメートやコーチ陣とは英語でやり取りしなければいけない環境です。日本の大学でもそうですが、コミュニティカレッジではホームルームがありません。要するにクラスメートがいないことになります。各クラスではもちろんクラスメートはいますが、クラスの中でグループワークとかがない限り、クラスメートと話すことはほとんどありません。 中学校や高校はホームルームがあるため、彼らと過ごす時間があり仲良くなる友達が出来るきっかけになります。それがない分、アメリカ人と仲良くなるきっかけは自分から話しかけない限りほとんどないと言えます。

そんな中で野球部に所属することによりチームメートと友達になり、彼らと出かけたり、英語で話す機会が多くなりました。野球部に所属したことで僕の英語力は確実に上がりました。

Jumpei Ishii

自分のアピールが全て

野球部内では春のシーズンに向けて秋の期間は春のシーズンを戦うメンバーに入るための選考期間です。その期間中にどれだけコーチ陣やチームメートに自分をアピールできるかが鍵になってきます。 僕のコミュニティカレッジの野球部は過去にも日本人選手がいたこともあり、日本人が珍しい存在ではありませんでした。日本人だからといってコーチがたくさん話しかけてくれたり、ひいきしてくれるかと言ったらそんなことはいっさいありません。練習時間も基本的には1時半から5時前までと短いです。

『そんな中でどうアピールするか』自分からどんどんアピールするしかないです。自分からコーチ、チームメートに話しかけたり、練習時間が短いのでその後に自主練をしたりすることです。コーチ陣は練習中の選手の能力から態度まで全てを見ています。僕はそんな環境の中で「自分の見せ方」を学んだと思っています。これは野球部に限らずアメリカ全体の文化とも言えると思います。自分から積極的に何事もやっていかないと、相手から汲み取ってくれるということはほとんどないと気づきました。 先ほども言ったように親元を離れてアメリカで暮らすことは、すべてが自己責任になります。

Jumpei Ishii

今後の目標

今日までの留学生活の中でいろんな留学生を見てきました。 僕が留学生活で1番大事だなと思ったのは、「自分で考えて自分の責任で行動すること」だと思います。それは勉強、部活、そして普段の生活でも大事だと思います。例えば勉強面では、どうやったらいい成績を取れるかを自分で考えて、そのためには何を普段したらいいかを考えることです。毎日何時間も勉強しなければいけないことはないですが、計画性を持つことが大事だと思います。

特にアメリカの大学で部活をするならば「勉強と部活の両立」が大事になってきます。 練習の時間が決められているためにその他の時間で宿題や課題を終わらせなければいけません。常に「自分が留学している目的」と「目標が何かを考えて行動する」とよりよい留学生活を過ごせるのではないかと思います。

 僕の今の目標は5月に大学を卒業して、アメリカの大学のathletic operation で働くことです。残りの3クォーターをいい成績で終えられるように、そして来年の春の最後の野球シーズンに向けて日々勉強と練習を頑張ろうと思います。

Jumpei Ishii

石井 純平さん
都立城東高校
2年制大学: Merced College
4年制大学: Robert Morris University (2017年卒)

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