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2018年1月から人生が大きく動き出しました。この6ヶ月間は人生の中での最大のスキルを身につけることができた期間でした。セレクションツアー参加後の9月に受けた最初のTOEFLは12点。テストを受けた直後に「意外に余裕でした!」と言ったところが僕の英語勉強の始まりでした。結果が帰って来たときに絶望して、45点というハードルがすごく高く感じて本当に取れるのかという不安しかありませんでした。かと言って9月から猛勉強するのかと言ったらそうでもなく、あっという間に年を越してしまいました。
その後、1月初めから東京のNSAA英語学習センターで勉強を開始しました。最初は正直嫌で仕方なかったです。今まで、一日中勉強をしたことがなく、地元にいるみんなとは卒業式が終わると地方の大学に行くので遊べなくなってしまうし、色んなことを考えました。正直いうと、愛知に残っていたことを想像するとちょっと怖いです。シェアハウスに行くと僕の前にもう2人先にいて、2人とも僕と同じ気持ちのようでした。
そんな中、いよいよ英語学習が次の日の9時からスタート。「絶対やれば取れる」と言われ続けて本当にいけるかなと不安の毎日でした。半信半疑のまま勉強が続いて1ヶ月後のTOEFLは最初の12点から26点アップの36点、点数が帰って来たときはみんなで、平昌五輪の女子スピードスケートが金メダルを獲ったのを一緒に見ていた時でした。本当に嬉しくて仕方がなかったです。他のシェアハウスのみんなも僕以上に点数アップしてる人もいて、一緒に喜んだのを今でも思い出します。「やれば上がる!」と言われ続けたことがこのときに確信に変わりました。
でも、僕の中での「勉強」はこの点数が帰って来てからが本当のスタートだったと思います。理由は僕以上に点数が上がった人は、僕が一番大好きな友達だったからです。素直に嬉しかったけど、負けず嫌いの性格上、悔しかったから本気でTOEFLで45点を取ろうと思い、勉強方法を1から見直しました。「やらされる勉強」から「やる勉強」へ変わった瞬間だったと思います。
携帯を触らないように指紋認証を消してロックを24桁にしました。本当にきっぱりと触らなくなります。打ち込む時間がかかり過ぎて触りたくなくなりました。オフィスに行くまでの行き道は、洋楽をひたすら聞き歌詞を口ずさみ、帰り道では1人で今日の感想を英語でブツブツ話しながら帰り、家に着いたら問題集で読解問題を解き、終わってご飯を食べてからリスニング問題を毎日一題ずつ解きわからない単語を書き出して、授業で習った重要項目と一緒に寝る前に覚えて寝て起きたらそれをもう一度確認してから出発。帰り道は僕1人で帰っていました。夜ご飯はみんなで自炊をしていたけど仲が良すぎるあまりどうしても長い間喋ってしまうのでそれが無駄だと思い45点を取れるまではコンビニで買っていました。お勧めしません。僕はこれをルーティンにしました。今書いている途中も嘘じゃないかと思うくらいの勉強量です笑
その勉強は1週間を過ぎると習慣になり、やらないと気が済まなくなっていきました。それも、英語ができるようになっていると実感があり、習慣になってから1ヶ月後の3月、無事TOEFLで45点を取りました。勉強で成果を出したことがなかったから素直に嬉しかったです。みんなも点数が取れたとき、間違いなく感動すると思います。そして今後のアメリカでの生活を考えるなら、45点という英語力以上に「疲れた後に勉強をする」という習慣を得られたことは住み込みで勉強したから得れたしか得らたスキルだと思います。
住み込みすることで仲間との絆は本当に深くなります。苦しいとき辛いとき嬉しいとき、全ての瞬間を一緒にいるわけなので、たった数ヶ月だけど親友くらいの仲になります。みんなが思っている以上に得るものは多くて大きいものだとおもいます。野球はどれだけ努力しても結果は確実に出るとは限らないけど勉強はやった分だけ上がります。そう考えたら確かにきつかったけど、2年半死ぬ気でゴールの見えない結果を出すために頑張れた僕たち高校球児にはゴールが見えることに向けての努力はできるし、必ず諦めずに頑張れば報われます!
大学野球留学で夢実現に向けて頑張ります!
寛汰さん
名古屋高
Monterey Peninsula College進学
アメリカ大学野球留学